ムッシュ・ユロ アンファン 笈川久乃さん

今回ご紹介する千葉の素敵な女性『みるえふさん』は、千葉市中央区にある5つの公共施設と商業施設が入った官民複合ビル「Qiball(きぼーる)」の1階で、今年の8月から子どもざっかと木のおもちゃのお店「ムッシュ・ユロ アンファン」を始めた笈川久乃さんです。

 

結婚前は保育士をしていたという笈川さんに、自分のお店を持つまでと今後についてお話しを伺いました。

【プロフィール】
笈川久乃(おいかわ ひさの)さん34才。千葉県千葉市の出身。
現在はもうすぐ2歳になる娘さんとご主人との3人暮らしです。

 
Q.もともと、こうした雑貨のお店を開きたかったのですか?
いいえ。昔から漠然と自分のお店を持ちたいとは考えていたのですが、おもちゃや雑貨のお店ではなく、カフェなどの飲食店をイメージしていました。
でも特に具体的な夢というわけではなく「老後にできたらいいな~」という程度で、高校卒業後も好きだった写真の学校に進みました。しかし、写真で食べていくほどにはのめり込めずに学校を卒業後はしばらくアルバイトをしていました。


 

Q.保育士さんになったきっかけは?
古い映画が好きで、昔のフランス映画や小津安二郎の映画に出てくる子供がかわいくて大好きでした。写真学校の同級生のお母さんが保育園の園長さんをしていて、その話を聞いているうちにだんだん子供に興味がわいてきて保育の勉強を始めました。
結果的に資格を取得し採用試験にも合格しましたが、働くことを目標にしていた訳ではなく周りの方のすすめがあって自然と辿りついたという感じです。実際に働きだしてみると保育士の仕事は楽しく喜びも感じられる仕事だったのですが、結婚を機に退職することになりました。


 

Q.その後はどうされたのですか?
結婚後、子どもが生まれるまでは飲食店でアルバイトをして、カフェを開きたいという希望の実現にむけて調理師の資格も取得しました。しかし、アルバイト先の奥さんの真剣な仕事振りを目の当たりにして、自分には真似ができないと思ってしまいカフェ経営は断念しました。


Q.そこから何があってこのお店を開業することになったのでしょう?
兄夫婦から出産祝いにもらった木のおもちゃが素敵だったことがきっかけです。以前から木のおもちゃは大好きだったのですが、自分の子供を持ったことで、その良さがいちだんと分かるようになりました。娘が6ヵ月の時にわらべうたを歌いながら子供と遊ぶ「稲毛わらべうたの会」というサークルに参加しました。そこにも代々受け継がれてきた木のおもちゃが置いてあり、歌の時間はもちろんですが、おもちゃで遊ぶ時間にも癒されました。


カフェは断念しましたが、木のおもちゃとの出会いによって「自分のお店を持ちたい」という夢が一気に形になってきたのですぐに行動に移しました。
まずは物件を探したのですが、お母さんとお子さんが集まる施設としてきぼーるの周辺に限定して行いました。するとすぐに今の物件と出会ったので、早速開店準備に取り掛かりました。普段は優柔不断なのですが、一旦決めると素早いんです(笑)


Q. お店にはどんな工夫がされているのでしょうか
子育て中のお母さん達にくつろいで買い物をしてもらいたいので、ベビーカーでも入りやすいように通路を広くとりました。また、ベビーカーや小さいお子さんの目線におもちゃを配置してあります。大人はなかなか気付かないんですがお子さんはお店に入るとすぐにおもちゃに触って遊んでいます。

 


Q.壁紙も日本にはあまりないような素敵なグリーンですね。
木のおもちゃを置いていますし、きぼーるでは各フロアが色分けされていて、子育て支援館のフロアがグリーンだったこともあってこの色にしました。
仕入れる雑貨も外国の物が多いので、店内もヨーロッパ調の雰囲気を出してみました。

今置いてある「キリンのソフィー」も昔からフランスの子供たちには定番のおもちゃなんですよ。これを見たフランス人のお友達が「ソフィーだ~!!」って感動していました。日本でいうと「アンパンマン」みたいなものですかね。


 

 
Q.お店の名前の由来は?
これは「ぼくの伯父さん」というフランス映画からとりました。
この映画に出てくる「ユロおじさん」が日本の「寅さん」にそっくりなんです!なんでも「男はつらいよ」の山田洋二監督はこの映画を見て寅さんを思いついたんだそうですよ。
お店のロゴは写真学校時代の友人でもあるデザイナーさんが作ってくれました。

 


Q.今後の展開を教えて下さい。
ほとんど宣伝もしないままオープンしたので、これから努力してたくさんのお客さんに知ってもらい、お店を充実させていきたいです。これまではおもちゃが中心でしたが、同級生が手作りしている子供服や小物も販売する予定です。
そして、このお店がきぼーるに集まるお母さん達の息抜きの場所になれば良いなと思っています。気軽にお店に遊びに来ていただいて、商品についてはもちろん、育児に関してもどんどん質問していただければ嬉しいです。保育士をしていた経験から多少のアドバイスができますし、愚痴ならいつでも聞きますよ!



【取材メモ】
お店に入る前にお見掛けしていた印象通り、柔らかな笑顔でひとつひとつ言葉を選びながら丁寧に取材に答えて下さった笈川さん。今までの出会いすべてが今の自分をつくっていると語ってくれました。引っ込み思案で、宿題は後回しにするほう・・・とおっしゃっていましたが、決断した時の笈川さんは頼もしそうです。

笈川さんが経営するお店はコチラ
monsieur HULOT ENFANT
 ムッシュ・ユロ アンファン
千葉市中央区中央4-5-1 きぼーる1階
(パスタ屋さんと床屋さんの間です)
営業時間 11:00~16:30
定休日  水曜 日曜 祝日
TEL   043-216-3154
お嬢さんが実際に使っていたという可愛い藤の乳母車が目印♪

 


みるえふ一覧

会員限定プレゼント

まなふさコラム